【今年の十三夜はいつ???】NBSAcademy便り
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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9月もあと少しですね。
9月にはお月見がありました。
旧暦の8月15日ですが
今年は9月21日でしたね。
珍しく満月の良く見える
十五夜様でした。
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さてそれでは日本独特の風習と言われる
十三夜はいつになるのでしょうか?
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そもそも十三夜って???
とご存じ無い方も意外に多いと思います。
「十三夜」とは
俳句では、勿論、秋の季語です。
十五夜が旧暦8月15日に当たり
その後の旧暦の9月13日の
お月見のことなのです。
ちょうど月が一回りして満月になる前のかけた月として
ひと月遅れのお月見として十三夜と言われています。
「後の月」「豆名月」「栗名月」とも
呼ばれていて、俳句では、やはり秋の季語です。
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今年の十三夜は
10月18日に当たります。
9月21日のお月見から
約1ヶ月後になる訳です。
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日本人は、完全ではない一歩手前の
不完全なものを美しいとして
十三夜を十五夜とともに愛でて来たようです。
二回のお月見をどちらも見ると
縁起が良いと言われているようです。
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それでは、今年新たに発売されました第二弾
「上野貴子俳句全集2011~2020」を記念いたしまして
第一弾2000年から2010年までの
10年間をまとめました俳句日記から
今日は2002年6月の俳句をご鑑賞ください。
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【2002年6月の俳句抜粋】
6月 3日 月曜日 晴 石段を登ればびわの実のたわわ
6月 8日 土曜日 曇 漸くに日傘をたたみ茶屋に入る
6月11日 火曜日 晴 嫁ぎ来てはや二年かな更衣
6月12日 水曜日 雨 でゝむしの姿を見れば通り雨
6月19日 水曜日 晴 陽さかりの簾の闇に息つけり
6月22日 土曜日 曇 吊橋を渡り虹から来たやうな
6月23日 日曜日 曇 上高地ゆきのバス待つ夏薊
6月26日 水曜日 雨 水たまり傘でつつひて梅雨曇
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