【蚕起きて桑を食む?!?】見て聞いて学べるNBSacademy便り
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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緊急事態宣言延長中!!!
蚕起きて桑を食む?
そろそろそんな季節ですが
今ではもう殆どそれはどんな意味?
何のこと???
といった感じですね。
これは七十二候の「蚕起食桑」
「かいこおきてくわをはむ」と読み
蚕が桑の葉を食べる頃ですよ
という季節を表す暦ですね。
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日本では昔は盛んに
蚕が飼われていました。
絹糸を取る貴重な産業だったのですね。
「蚕」は俳句では春の季語です。
そして「繭」だと夏の季語です。
そこでこの初夏の時期には
蚕が桑の葉を食べて
そして夏には繭になる成長の途中なのですね。
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この蚕の食べる桑畑は
昔はよく見かけましたが
最近ではあまり見かけません。
絹糸の世界も21世紀を迎えてから
今ではもう大きく様変わりしているのですね。
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その昔、卑弥呼の時代から
日本にはシルクがあったとされています。
中国からの輸入だけではなく
日本独特の絹織物があったらしいです。
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文明開化の頃には
日本の絹織物は大きな功績を残し
発展しましたが
ナイロンや化学繊維の普及で衰退
時代は刻々と変化していったようです。
養蚕や製糸工場が盛んだったのは
昭和の頃まででしょうか。
富岡製紙工場など今でも保存されていて
その歴史が偲ばれますね。
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シルクの柔らかさは今でも
決して他の生地に負けない
光沢や味わいがあります。
繊細さが日本的ですね。
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時代はコロナ禍ですが
これからの日本はいったい
どんな変化が起きるのでしょうか。
まだまだおさまることを知らない
新型コロナウイルスですが
この先には
きっと新たな未来が待っていることを
願って期待しながら
今日もコロナ禍を生き抜かなければ!!!
きっとあと少しですね。
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