【青虫って菜虫のこと?!?】見て聞いて学べるNBSacademy便り
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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三月も半ばになると
小さな虫たちが動き始めますね。
七十二候ではそろそろ
「菜虫化蝶」なむしちょうとなる
と言う季節になります。
意味は読んで字のごとく
菜虫が蝶になるころですよ。
という意味ですが
それでは「菜虫」???
最近ではあまり聞かない名前ですね。
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「菜虫」は紋白蝶の幼虫の呼び名です。
紋白蝶は卵から幼虫になり
蛹(さなぎ)になって成虫になります。
そして、一年の内に
何回も親から子へ孫へと
世代交代を繰り返します。
冬を越す時には蛹となり
春には成虫の紋白蝶になります。
つまり一年の内に何回も卵から成虫になり
またその成虫が卵を産み成虫になり
またその成虫が卵を産み繰り返して
5~6回も世代交代すると云います。
驚きですね。
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そんな紋白蝶が幼虫の時に食べるのが
キャベツやブロッコリーなどの青菜です。
所謂菜っ葉ですね。
ですから畑にいる害虫になるのです。
それでも幼虫は何とか
何回も世代交代しながら
ものすごいサイクルで一年を過ごします。
この幼虫を「菜虫」と呼んでいました。
菜っ葉に着く虫だからです。
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「菜虫」何だか言われてみれば
聞いたことあるような無いような
余り言いませんよね。
今では「青虫」と呼ばれている
あの秋にいる「芋虫」のような
小さな蚯蚓のような
あの「青虫」のことなのです。
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そうなんですねやっぱりあの
菜っ葉を食べる青い虫のことなんです。
昔は「菜虫」と呼んでいたのです。
何となく春に見る
可愛い紋白蝶の幼虫には
「菜虫」という呼び名はピッタリですね。
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「毛虫」や「芋虫」より
可愛い「菜虫」がもうすぐ
白くて軽い羽根を
ひらひらとさせながら
お天気のいい畑を飛ぶ姿が
きっと見られます。
東京でも世田谷あたりでは
まだまだ意外と見かけます。
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こんなコロナ禍を紋白蝶の
白い姿でくるくると早回りさせて
あっという間にウイズコロナを
脱することが出来たらいいですね。
白い妖精のような紋白蝶が
春風を運んでくれることを信じて
コロナ禍を元気に生き延びなくては!!!
新型コロナウイルスが一日でも早く
おさまりますように心からお祈り致します。
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