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「障子」って冬の季語?

【「障子」って冬の季語?!?】見て聞いて学べるNBSacademy便り

 

おはようございます。

俳句作家の上野貴子です。

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今日は12月7日の大雪です。

この頃から二十四節気では

雪が本格的に降り始める季節だと云います。

こうした寒い季節が来ると

家の中で暖かく過ごしたいですね。

蜜柑に炬燵なんて日本的で

ほのぼのとして暖かそう。

やっぱり冬は和室です。

和室と言えば

勿論、畳や障子が付き物ですね。

最近ではすっかり

モダンなマンション暮らしが

最も一般的で

東京でも地方でも

変わらない位に和室は少なくなりました。

俳句では和室に付き物の

「障子」や「畳」などは

意外と良く詠まれています。

なかでも「障子」は

四季を通して沢山季語になっています。

例えば「障子」「明り障子」は冬の季語

「障子洗う」「障子貼る」は秋の季語

「春障子」は勿論春の季語です。

そして、最近ではあまり使いませんが

夏には「障子外す」という季語もあったようです。

夏には「夏座敷」冬には「畳替え」と

和室には季節感が豊富ですね。

そもそもが「障子」は部屋の間仕切りでしたから

冬には防寒のために貼り替え

夏には暑さをしのぐために外す物だったようです。

今でも田舎では和室のある

昔ながらの生活様式が稀に残っていますね。

畳の匂いが珍しく

裏返すような藺草の匂いは

年用意の風物詩でしたが

珍しくなりつつあります。

大勢集まって障子を開けて

皆でお正月のお祝いをしたり

お餅搗きをしたりした

昔が懐かしいです。

「雪見障子」なんて風流な作りも

今ではもう古いのかも知れませんね。

時代は変り

障子や襖も

すっかり変化して

洋風な作りになるのでしょうか

淋しいですね。

日本の風土にあった

昔ながらの和室のしつらえは

これからも守り続けて行きたいものですね。

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